中国でゲノム編集の双子がとうとう誕生してしまったと話題になっていますね!
…ん?ゲノム編集…?
聞いたことあるけど、よく分かんないんだよね~…って人に向けて小学生でもわかるように超簡単に解説します!
勿論、大人でも見てくださいね~
ゲノム編集とは何か簡単に解説!
ゲノム編集ってすごいSFチックな響きを感じませんか?
何十年後とか数百年後とかを描いた映画に出てきそうなワードですよね!
少なくとも私たち普通の人たちの生活の中では全くと言っていい程無関係な存在ですからね…
でも、世界の最先端ではここ10数年の間に広まって、ここ数年間でニュースなどで飛び交うワードとなり、最近では非常に話題となっている技術なんです。
少し、世の中の情勢に興味がある方なら少なくとも、その映画さながらの世界観に興味が沸いたと思います!
で、ゲノム編集とは何って方向けに簡単に説明したいと思います!
それっていうのは、「遺伝子に手を加えれる技術」です。
つまり、どういった生き物であるかを形作る遺伝子という、生物みんなが体内に持っている情報を変更できるってことなんです!
いやまだちょっと難しいな~、小学生じゃわかんね~って言われそうなので、もうすこし具体例を出して言うと、生物の遺伝子を変更できるということは、お勉強が苦手な人に対してお勉強大好きで得意になるような変更を加えることが可能とも言えるわけです。
これはあくまで例えですが、何となくお分かりになりましたか?
では、ここからはゲノム編集のメリット・デメリットを交えてゲノム編集の知識を深めてみましょう!
ゲノム編集のメリットは?具体例で超簡単に解説!
ゲノム編集のメリットは、地球上の生物すべてにかかわることとなり得ます。と言うのが、前述したように生物の特性を狙って変更できてしまうという点です。
具体的に例を挙げてみると、
・遺伝子が元となる病気を排除できる
・一度の生産活動でより多くの食料を確保できる
恐らく、身近なところでの最大のメリットってこの2点だと思います。 ちょっと、一言では難しい内容かもしれませんので、簡単に説明していきますね。
まず、『遺伝子が元となる病気を排除できる』というのは、よく先天的な病気とかって言いますが、生まれ持った特徴として病気を持っている方々というのは、その遺伝子に組み込まれた病気の情報があるわけです。
それが表に出る(発症する)か否かについては各々の複雑な条件によるものと思われますが、そもそも、その元となる遺伝子に組み込まれた病気の情報を取り除くことが出来れば、生まれ持つ病気というのは排除出来てしまうわけです。
これって一般的視点で言えば、最大のメリットともいえる気がします。
あ、敢えて一般的視点と付けましたが、病気がすべて悪いと考えない人も思想的にいらっしゃると思うからです。まあ要はイイも悪いも考え方次第ってことですね。。。
このあたりの考え方については深堀すると話が尽きないので、この記事ではこのあたりにしておきます。
そして、次に、『一度の生産活動でより多くの食料を確保できる』と抽象的に書いてしまいましたが、その内容を解説していきますね。 食料の生産活動っていうのは、「野菜を育てる」とか「魚を養殖する」とかそういった意味です。
そして、「一度でより多くを確保できる」というのは、「普通に育てるよりも多くの実をつける」など一度の収穫で沢山の量を確保できるということでもありますが、「病気になりにくい」「暑さや寒さ等の気象条件に左右されない」など育てる途中で捨てる量が少なくなると言ったことも可能になる訳です。
さらには、今で言う「訳アリ品」みたいな物を生まれにくくすることも可能になるでしょうから、農家の生産性が上がりますよね。 そうすると、『農家は儲かる』ということにな担い手が多くなるなどの可能性にも繋がるかもしれませんね。
また、食料確保ができるということは世界の食料不足の地域への供給も可能になっていくのかもしれません。
そうすると、飢餓という問題も解消される可能性だって含まれていますよね。
色んな問題を解決できそうなゲノム編集ですが「デメリット」なんて存在するんでしょうか?
ゲノム編集のデメリットって何?クローンの問題点とは?
この世の中は、二元性の原理と言って、「光と影」「善と悪」があるようにメリットがあればデメリットがあるということでバランスを保っています。
ということで、大抵の場合はメリットが大きければ相応のデメリットもあるわけですね。。。
では、ゲノム編集のデメリットって何なんでしょうか? 例えば以下のようなことが考えられるんです。。。
・人体被害
・クローン人間の誕生
『人体被害』ってなんなん?って思っちゃいますよね~。これには色々なことが含まれていますので、簡単に説明していきますね。
で、これがなぜ起こるのかという理由なんですが、一言で言うと、『食物連鎖』や『抗体』みたいなことなんですよ!
あ、二言やったね~(笑)
食物連鎖ってのは、つまり「植物プランクトン→動物プランクトン→小魚→中魚→大魚→人間」みたいなことですね。
え?なぜ?って思われるかもしれませんが、一度の生産でたくさんの食料確保をしたいわけです。
そうするには『病気になりにくい大きな魚』を生み出すことが当然となりますよね。そうなれば、病気になりにくい魚は海に溶け出した人間の排出する有害物質にも当然強くなっていくわけですね。これは農作物でも同じです。
であれば、その有害物質をより多く蓄積したものを人間が食することに繋がっていく可能性があるわけです。
そうすると、人体を安易に操作することを問題視されている中では人間の進化スピードはそれら改良された食料に比べ格段に遅いわけで、蓄積毒により人体被害が出る可能性が考えられます。
また、ウイルスなんかも急速な進化が確認されていますよね。
例えば、インフルエンザがいい例ですが新型が数年に一度ニュースで騒がれているような印象があります。
こういったウイルスや細菌の環境への適応能力を考えると人の手で作り出した対抗手段を次々に乗り越えてきているため、そのうち予想もできないそれらが生まれる恐れだって考えられますよね。
そして、ゲノム編集で最大の問題となっているのが『クローン人間』ですね。 まさに、冒頭に紹介した双子というのがこのクローンとなります。
クローン人間って想像できない方は、映画バイオハザードⅢやⅣのアリスを想像していただければわかりやすいですね。人間培養器みたいな装置に同じ人間がたくさん詰め込まれています。
で、クローン人間は問題視されていますがあれってなぜだと思いますか?
調べると色々とそれっぽいことが難しい文言で上がっていますが、私として思うのは『人間の存在意義が失われる』というところにあるんだと思います。
だって、現状は個々の存在が狙って作り出せるわけではないし、男女の愛や家族の愛と言うものが存在することで初めてその子孫が生まれる訳ですからそこにはすべての個人に希少価値が存在するわけですよね。
それが、複製人間を作り出せる世の中になってしまうと、通常に生まれ育った人間の物質としての価値と言うものが失われてしまうのではないかと思ってしまいます。
それは、格差社会を生む要因となっていくと思ってしまいますね。
あ、ちょっと難しい話になっちゃいましたね。
要は、クローン人間に色んなお仕事を低賃金もしくは労働力のみの要因で働かせてしまえば、お金持ちや権力者にとって大切な人以外は不要な存在となっていくわけですよね。
そうすると、クローン以下の扱われ方をされてもおかしくないと思います。
ということで、この話題は世の中の生物すべてにかかわってくる案件であるため、可能性を考えていくととめどなく深堀ができてしまいます。
皆さんも、少し知識を深めて周りの人と議論してみると面白いかもしれませんね!
では!