長年使った木製の椅子がぐらついて気になったことありませんか?私は先日親戚宅でその状況に出会ってしまいました。
そのぐらつきたるや「なんで平気な顔でほったらかしにできるの?」ってレベルでした。翌日特に用事のなかった私は、「椅子のぐらつき直してもいいか」って親戚に申し出たところ快諾してくれました。たぶん結構困っていたんだと思います。
で、勝手に人助けと思い申し込んだはいいがそんな修理経験は全くなかったのでどうやって手を付けようか。。。とりあえずぐらつく部分を分解できるか試みました。背もたれの上部が最も外れそうだったため、引っ張ってみると簡単に抜けた!!って逆にびっくり!!
その接合部は接着材で覆われていましたが、どうも接着剤が劣化したことでぐらつきが発生している模様でした。そこで接着剤の劣化が原因ということが分かったためその視点で実行したことを紹介します。
【準備したもの】
・接着剤(ス―パーX/セメダイン) ☞ 粘土により凹凸面で有効
・紙やすり ☞ 接合部の昔の接着材を除去して部品同士がかみ合うように調整する。
【やったこと】
・まず、ぐらつく起点(要因箇所)について分解可能な接合部を調べた。
⇒椅子はビス固定等しておらず、接着材のみでの各部固定となっていた。
・ほぼすべての接合部でぐらつきがあり分解可能であった。
⇒背もたれ上部と背もたれ、背もたれと座面、座面と4本足
・紙やすりを使い、分解した接合部の接着剤除去を行った。
⇒結構大変でした。全10か所(穴、棒共に)ほど
・接着剤劣化かつ、ぐらつきを気にせず使っていたところから、ところどころ接着剤がこすれた跡があり、穴と軸の圧入で保持するような仕様ではないと確信した。
・接着剤除去したパーツの接合部(足根元)にスーパーXを塗布し奥付き挿入し接着剤が硬化するまでそのまま固定した。
やることは結果的にシンプルでしたが、目標達成のための手段として接着剤をヤスルってのは労力的にはかなりハードでした。
修理結果としては合格点かと思いますが、今回たまたま簡単に原因と対策が見えたため問題ありませんでしたが、ボルト、ナットを使っていない椅子等の家具を分解することはその構造を知らなければかなりリスキーですね。
我ながらよく戻せたと思います。
【まとめ】
椅子がぐらついている場合は接合部が緩んでいる証拠ですが、分解する前によく観察し戻すことが可能かをよく考え判断が必要だと思います。
椅子修理をされる素人の方はその点ご注意ください。
では。