2020年3月3日に楽天モバイルがデータ通信量無制限プランが発表されました。ユーザー拡大のためのキャンペーンで大きく打ち出していますね。
基本、大手キャリアと比較されているものの格安SIMの話だと思っていますのでそういう認識で読み進めてもらえればいいかと思います。
その中でニュース記事や楽天サービス紹介ページだけ見るとすごくメリットがありそうですが、実際どうなんでしょうか?
これってエリア条件付きっぽいですが、誰にメリットが出て、自分のデメリットは何か?
300万人キャンペーン含め、そのあたりを検証してみたいと思います!
楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」プランについて!
まずは、プラン詳細について条件をチェックしていきましょう!
まず、キャンペーンの情報は横に置き、プラン内容と料金について確認したいと思います。
今回は国内使用に絞って紹介いたします。
国内使用の場合ざっくり言えば、
- データ使い放題 ⇒ エリア条件付き
- 通話 ⇒ かけ放題
- SMS ⇒ 使い放題
シンプルで分かりやすい!
そして、料金は、
月額 : 2980円(税別)
事務手数料 : Rakuten UN-LIMIT(楽天モバイルSIM)
これもシンプル!
これで使えるのであれば、本当にいいですよね。
でも、消費者からするといつものややこしい条件付きで隠れたデメリットあるんでしょ…?
って、疑っちゃうんですよね。
- 楽天モバイルを契約するためのその他条件は?
- 『条件付き』のエリア、具体的にはどこが該当?
このあたりが気になるところだと思いますので、その他情報についても調査していきましょう!
楽天モバイルと契約するためのその他条件について!
では、楽天モバイルを契約する上でどんな条件設定になっているのか、確認しましょう。
思い当たるのは、このあたりですね。
- 端末の制限
- 最低利用期間(2年縛り)
- 契約解除料
- 通信速度
では、それぞれを確認していきましょう。
端末の制限 iPhoneは使える機種がある!
一応説明しておくと端末の制限というのは、端末によって使えるSIMが制限されるということです。
この理由の一つは、SIMのみを取り扱うモバイルメーカーが大手キャリアの基地局および通信回線の貸し借り関係に依存する話だと認識しています。
そしてもう一つは、単純な相性もあるみたいです。大手キャリアとは別として位置付けられている端末としてiponeがありますが、これもSIMによって使える端末使えない端末がありますのでそこが注意点ですね。
楽天モバイルの場合はほぼ使用可能ですが気になる方はこちらで確認できます。
ちなみに、今回新規で楽天モバイルを利用しようとされている方については、それ用の端末が必要となる場合があります。
楽天契約ぺージに行くとこんな感じで『楽天回線対応の製品をご購入、準備ください』とあります。
これは必ず購入しろではなくて、どちらかというと『準備してください』ですね。
ちなみに、楽天からは以下の端末が販売されています。
最も安いのはこれです。
Rakuten Mini
改めて紹介しておきますが、これは『準備』ですので、例えば過去使っていた端末が使えるかもしれませんし、今使っているスマホが適応できるかもしれません。
ですのでそれは、この記事を確認し終わったあとで各自の状況の中でどうするべきかお考えください。
最低利用期間(2年縛り)・契約解除料
これについてはめちゃくちゃ良心的です!
通常、モバイルメーカーの通話SIMについては、12ヶ月程度の契約期間が条件として設けられているのですが、今回そういうことがありません。
さらに契約解除料も取らないということですから、凄いサービスを打ち出していることが分かります。
通信速度
他の大手キャリアから、楽天モバイルへの乗り換えを検討される方については少々課題がでてくるかもしれません。
というのも、そもそも、格安SIMは通信速度で課題を抱えることが多いからです。特に通信データ量の大きい情報を取り扱うときには顕著に表れます。
基地局も少ないことからして、今後沢山の人が流入した際には速度ダウンが発生することは考えられます。
ですが、元々格安SIMユーザーであれば、同じ感覚での乗り換えですので、そういった体感的な変化は少ないとおもわれます。
まあ、通信速度が低下してもネットサーフィンするくらいなら、問題ないレベルだと思いますけどね。
私自身は長らく格安SIMユーザーですが、ネットサーフィンはそれほどストレスなくできています。
その他条件まとめ
条件はかなり整っていてメリットが大きいように思えます。
特に、自分で端末が準備できている人に関しては、初期費用も抑えつつ導入が可能となりますし、解約の制限もないため導入した後のデメリットってのもそんなに無さそうです。
楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」プラン無制限該当エリアはどこ?
次に、無制限でデータ通信できるエリアがどこなの?という疑問があると思います。
現在のデータ使い放題エリア
2020年3月現在は以下の通りです。
地域的なマップ
都市部のみ。
- 神戸
- 京都
- 大阪
- 名古屋
- 東京
- 千葉
- 埼玉
- 神奈川
マップで言えばこんな感じです。
濃いピンク色の部分が楽天の自社回線が使えるエリアで、無制限データ通信が適応されるエリアになります。
【重要!】無制限エリア内での適応外 地下鉄など…
上記エリアに入っていればオールOK!と言う事でもありません。
地下施設や地下鉄や商業施設など、外部電波が届かないエリアについては大手キャリアの場合屋内用アンテナが設置されているため通信できるのですが、楽天モバイルの場合はその屋内回線が引かれていないとのこと。
要は、無制限エリア外が無制限エリア内に存在するということです。
まとめると、自社回線エリア外は問答無用で2GB上限。
自社回線エリア内であっても、エリア外になってしまう領域があると認識しておきましょう!
ただ、この2GBを超えたら全く何も使えなくなるのか?というとそういうわけではありません。
データ通信量の小さいLINEとかのアプリは使えるはずです。
※過去に何度も上限に到達しましたがそんな感じでした。
2021年3月のデータ使い放題エリア(予定)
ちなみに、三木谷社長は201年までにこんな感じで打ち出しています。
あと一年ですが、ホントにできるのか???
という疑問はありますが、現状非該当エリアの方は期待しておくしかないですね。
【注意】楽天モバイルの新・無制限プランのデメリットは?メリットが出る条件も検証! まとめ!
まとめます。
正直言って、通話可能な格安SIMのプランとしてはめちゃくちゃメリットがあると思いました!
これに加えてキャンペーンで月額料金の1年間無料というサービスがついてくるので超お得すぎます。
考え方は色々ですが、新規に端末を揃えてもいいかな?と思えるレベルですよ。
デメリットとしては唯一で、
無制限データ通信が可能なエリアが都市部のみ
というところでしょね。
ですので、今回のキャンペーン対象は、対象は全人口の30%くらいの方しか対象にならないと思います。
とは言え、今後のことを見据えて、無制限エリア外の方もキャンペーンに乗っかっておくこともありかもしれませんね!
では!