大阪府豊中市にある服部天神宮は「足の神様」で地元では有名な神社ですが、ここのところ羽生結弦選手のファンが参拝に訪れているようです。
2017年末現在、羽生選手は故障してことが理由のようです。
この前は兵庫県神戸市の弓弦羽(ゆづるは)神社が名前が似ているという理由で同じように参拝人気が上がった時期がありまし た。
ファンの方も羽生選手が苦しんでいるすがたが苦しいんでしょうね。
来シーズンは怪我を回復させて大舞台の平昌オリンピ ックに臨んでもらいたいですね。
服部天満宮について羽生選手きっかけで調べたくなった訳ですが、「福娘」という余り馴染みのないワードが飛び込んできまし た。
なんか聞いたことのあるのは、福息子?福男?あ、きっと後者ですね。
そういえばアナウンサー何かがたまに口にしてたかもしれませんが、明確に理解するために調べてみました。
福娘とは何の仕事をする人?
福娘と言えば「今宮戎神社」のイメージが全国的にあるようですが、実際この『服部天神宮』の方が最初に始めた神社らしいです。
それも豊中えびす祭と同時に始まっているようです。
そんな福娘が今宮戎神社で始まったのは53年。
戦後大阪ミナミの料亭が次々と閉まり働く芸妓(げいこ)の数も減少。
芸妓が かごに担がれて商店街を練り歩く十日えびすのメインイベント「ほえかご行列」が縮小し始めたのを受け神社で選んだ福娘を行 列に加えた。
今宮戎より歴史が古いのが服部天神宮(大阪府豊中市)だ。起源は51年。
宮司の加藤芳哉さんは「最初に福娘を始めた」と語 る。
同年「豊中えびす祭り」を始めた際に先代の宮司が考案した。
当時は社務所の中でみこが縁起物を授与していたが、華やか に着飾った女性が表に出て福を分けた方が盛り上がると考えた。
引用:https://www.nikkei.com/article/DGXLASHD21H32_R21C16A2AA2P00/
神社で行われる行事に参列し、様々なことのお手伝いをするのが仕事のようです。
福娘に関わった方々は幸福になれると言われていて、皆さん喜ばれるようです。
このような仕事ですから、福娘の選考基準は当然、笑顔で明るく清潔感があり礼儀正しい人が選ばれるでしょう。
周りに福をもたらすだけでなく、選ばれたことが福を呼び込むとも言われているため、関西のみならず全国から福娘の志願者が 出ているようです。
冷静に考えると、福娘に選ばれて福を呼び込むというよりは、周りに福を与えられるような人柄であるからこそ選ばれた訳であ り、福娘自身が幸せになれる心を持った人だから、後に成功するのだと思います。
豊中えびす祭や十日戎(とうかえびす)での奉仕内容とは?
その違いがはっきり書かれた資料が出てきませんが、日程と内容からして同じようです。
要は、呼び方の違いで 今宮戎神社=十日戎、服部天神宮=豊中えびす祭と認識しました。
で奉仕内容とは、具体的には、十日戎(えびす)という、1月9日~11日の間、笹の授与を手伝ったり、宝恵駕行列に参加したりし て、参拝客をもてなすことや、十日戎の前(年明けすぐ)に各関係機関に挨拶回りをしたりするようです。
そしてその華やかでかわいい福娘に来てもらった機関や笹をもらった方は幸せな気持ちになると同時に今後幸福になれます。
実際にその後幸せになれるかどうかは別としても、やっぱりかわいい福娘と関わることができれば老若男女問わず幸せな気持ち には少なからずなりますよね。
混沌とした現代においては非常にシンプルでいい行事だし、いい役目ですね。
福娘と巫女さんって何が違うの?福男と関係ってあるの?
基本的な事務作業としての役割は同じ様ですね。
違いは、十日戎、豊中えびす祭のみで奉仕をする(=福娘)か日常的に奉仕をする(=巫女さん)かの違いのようです。
上記で紹介した引用文の中にもその起源となる話がありますよね。
私の近い人にも巫女さんをしている子がいますが、とにかく正月から1月中の参拝客への対応って数が多くて大変と聞いています。
そういった意味でも期間限定で人を増やして対応しないと通常勤務の巫女さんだけでは手が足りないってこともあるような気がし ます。
それでその期間限定の巫女さんを雇う際に福娘という付加価値を付ければ、みんなハッピーですよね。
これを考えた服部天満宮の宮司の先代って相当アイデアマンだなって感じます。
この人のアイデアが毎年多くの人を幸せにしていると言っても過言ではないと思います。
因みに福男は兵庫県西宮市にある西宮神社で直接関係はなさそうですが、共に商売繁盛祈願と言う意味では同じですね。
今回この福娘(豊中えびす祭)にスポットをあてて記述しましたが、服部天神宮では当然のことながら初詣、お宮参り、結婚式、七五三詣等の各祝い事や秋祭りや夏祭り(夏天神祭)、お守りや御朱印の取り扱いをしてます。
営業時間やその他御祈祷、御祈願については以下HP参照ください。
http://www.apsara.ne.jp/hattori-tenjingu/about/index.html