2019年・第101回甲子園も熱々ですね!
今回はその本大会に勝ち進んだ、滋賀・近江高校の林優樹投手について書いてみたいと思います!
かわいいルックスに似合わず、チームを滋賀大会優勝に導いた凄みをまとめてみました!
林優樹(近江高校)のプロフィール!出身地や中学校など…
記憶にある方もいらっしゃるかもしれませんが、この選手は2018年(100回大会)で吉田輝星選手率いる金足農業と対戦し敗退した、その時の投手なんですよ!
吉田輝星 侍ポーズの意味や元ネタ・由来は?甲子園で禁止はなぜ?理由は…
って、ほとんどの人は覚えていないでしょうね。。。
実は僕も調査していてその情報を見つけました!
当然ですが、今年3年生ですので、昨年は2年生。つまり、2年生で既にベンチ入りしてたってことで、やっぱり実力は確かなものを持っているってことですよ。
前置き長くなりましたが、プロフィールを紹介します!
名前(読み方):はやし ゆうき
利き腕:左投左打
身長:168㎝ ※2018年3月時点
体重:61kg ※2018年3月時点
出身地:京都府
出身校:京都市立向島中学校
出身チーム:京都八幡リトルシニア
生年月日:2001年10月29日
年齢:17歳 ※2019年8月時点
林選手は、小学校で軟式野球を始めて、中学校では硬式野球に転向しています。
比較的小柄ながら、同学年の中では主力選手として活躍するあたりはやっぱり、中学校での経験が大きいんでしょうね。
プロ野球でも石川雅規投手のように167㎝という身長でもエースとして活躍されている方がいらっしゃいますので、これから同じようにプロに行って多くの野球少年たちに夢を与える存在になると楽しみですね。
林優樹投手の球種や球速は?チェンジアップが凄い!
近江高校のエース・林優樹投手の球速や球種が非常に気になりませんか?
どんなアイテムで戦っているのかを調査してみました。
じゃあ、早速結果を紹介します。
球速
MAX:136㎞/h
平均:130㎞/h前後
活躍・注目される選手の多くが180㎝・80kgを超えるような体格のいい選手の中ですよね。
林優樹選手の場合はそれに比べて明らかに低い身長、軽い体重で戦っています。
僕自身、野球経験者ですが、その体格からすると136キロという球速を出す彼は凄いと思います。
そもそも高校野球で130キロ代の球速を平均的に投げ込むピッチャーは結構いると思いますが、この体格でという条件を付けると、かなり少数派になると思いますね。
球種
ストレート、チェンジアップ、スライダー、カーブ
小柄で球速もそこそことなれば、次に球種の豊富さで抑えているってことを考えましたが、ちょっと違うみたいですね。
球種は、決して多い方ではないですね。スタンダードかそれ以下って感じです。
ただ、下左右方向で単純に見れば、横、ナナメ、縦という3方向を網羅できていますね。
球種が多いと有利になる面もありますが、きっと少ない球種でもそれぞれの作り込みをしっかりとされているからこそ、ストレートに対する変化球の効果を最大限に引き出し抑えていけると考えますね。
林優樹が野球U-18代表候補に挙がる理由!投球フォームに秘密があった!
滋賀県内で強豪校に在籍し、そのチームのエースとなるだけでも凄いのですが、実は、野球U-18の日本代表候補に選出されているってご存知ですか?
これはマジで凄いことなんですよ!
野球U-18代表候補に選ばれるってすごい!数字で解説!
その凄さは言わずもがなかもしれませんが、実際数字で言えば、高校野球の部員・部数は全国で4000校弱、部員は15万人ほどになります。
つまり、1学年で5万人程いる訳ですね。
代表には基本平均的に実力が高い3年生から選ばれることが多いので、その中で比較しても代表候補に選出されたのは37人ですから、5万人中の37人ですよ、その確率0.074%、倍率で言えば1351倍の競争率となります。
乃木坂46の1期オーディションの応募総数が38,934人で合格者が36人で1081倍だったところからすると、アイドルになるより野球の日本代表に選ばれることの方が難しいってことになりますね。
理屈を並べて見ましたが、結局は何倍であろうが採用される人の確率はきっと高いだろうし、選出者の判断基準によるところが大きいので、再現性を考えれば個々の当選確率って大きく異なりますよね。
つまり何が言いたいかというと、何万人もの人の中から選ばれるってすごいことなのですが、あくまで各個人の魅力があれば選ばれる確率は高まりますから、必然の結果であると考えます!
先天的な魅力や才能を持たない人は、努力が必要不可欠ともいえますね!
林優樹投手はなぜ抑える?投球フォームの凄さの秘密とは?
余談が長引き申し訳ありませんでしたが、最後に小柄で球種・球速ともに目立ったものがない林投手がなぜ抑えることが出来るのか?ということについて調査してみました!
ご存知かもしれませんが、26イニングで30奪三振・無失点という凄い成績を残しています。
この結果を得る秘訣は何なのか?
いくつかの要素があると思います。
あるテレビ番組では、ヤクルトの名捕手・古田敦也さんが解説をされていましたが、名キャッチャーの視点から見て、緩急自在な投球采配と勝負勘、が素晴らしいとおっしゃっていました。
そして、あの現役トップのダルビッシュ有投手はチェンジアップのキレを絶賛しているとか。「魔球」とかって称されている程、多くの人から評価されている変化球ですよね。
そんな、要素もあるみたいですが、それらを有効に働かせる要素が投球フォームだと思います。
投球フォームの何が凄いのか?というと、体を大きく使い、腕を良く振るダイナミックさです。
体を大きく使うってどういうことか?っていうと、
マウンドでのピッチングの動きをよく見ると足先が顔の高さ程まで来そうな程振り上げながら、腰をセカンド方向にねじりバッターに背を向けるような動きが特徴的です。
このスタイルは恐らく、リリーフポイントがかなり確認しにくい投球フォームだと思われます。
つまり、バッター視点ではボールがどこからどのタイミングで出てくるのか目視しにくいってことかな、と感じますね。
因みに、このフォームってあの名投手・工藤公康さんとも似ているように思うのは僕だけでしょうか?
そもそも、球速が早いということは一つの武器ですが、リリーフタイミングが明確に分かってしまうと、150キロの速球をもってしてもタイミングが合わせることが可能になりますね。
こと、甲子園に出場するような強豪校相手には、速球だけでは勝ち進んでいけないんですよ。
※佐々木朗希選手は別格だと思いますが…
佐々木朗希 読み方と由来は?ガオレンジャーから付けた理由に感動!
小柄でお世辞にも早いと言えない速球で甲子園地区予選大会を無失点に抑えてしまう理由は、そのあたりに含まれているんではないでしょうか。
ってことで、甲子園101回大会は近江高校・林優樹投手に注目です!